2011年1月24日月曜日

Apple iBooksハンズオン:好きなところ&嫌いなところ

正直、iPadにeブックリーダーとしての機能はそんな期待してなかったんですが、使ってみたら意外と良かったです。まあ、ストアはなんとかして欲しいけどね。


好きなところ
1. どんな単語も意味がわかる!

単語はコピペの要領でクリックして長押しすると、そこからブックマーク、検索、辞書が使えます。この辞書が便利で、「Dictionary」をクリックするだけで、ポップアップにボキャブラリが出てくるんです。早くて簡単。いやあ、完璧です!


2. 購入前に中が見れるプレビュー機能

Appleストアにある本は「Get Sample」をクリックすると、最初の大体8ページが見れます。残念ながら、著作権の記述とかタイトルでだいぶ食われてしまうので、そんな本文は見れませんけど、少なくとも目次は見れますよ。アップル、本の中盤から何ページか入れてもらうオプションも用意してくれないかな。そしたらプレビューシステムとして文句なしなのに。


3. 全体の読み心地は最高

いざ読む番になると、たぶんアップルのギミックであるリアルタイムでページをめくるオプション、は使わない可能性高いです。ただスワイプする方がずっと簡単ですからねー。でも、ボタン1回押すだけでフォントの大きさが2段階切り換えできたり、バックライトの明るさも好きな加減ピッタリに調整できるのは有り難いオプションですね。単語検索(これは単語をクリックするか、検索ボタンを使って行う)はものすごく速くて、その単語が出てくる全ての場所を分り易いインターフェイスでリスト出ししてくれます。これはAppleのOS X PDFプレビューオプションよりイイ感じ。


嫌なところ

1. しおり挟むの面倒くさっ!

アップルのブックマークは、好きな行をハイライトで反転するところは完璧。でも、読みさしのページに挟んでおく部分は今ひとつで、読書好きには大問題かも。

ホームボタン押してiBooksを閉じてまた開くと、本を閉じた時と同じところが開きます。でも、どっか別のパートをブックマークしたいと思ったら、その単語を長押ししてハイライト反転して自分のブックマーク一覧に加えないとだめなんですね(ぜいぜい)。しかも、このブックマークが探しづらくて...目次と一緒のサブメニューを全部ダーッと探さなきゃ見つからないんでございますよ。

リアルのしおり挟む方がよっぽど楽。速いしね。アップルは細かいところまで気を配ってくれるはずなので、ぜひ昔ながらのしおりの復活を希望したいです(ページとページの谷間をスワイプするだけでいい...とかね。ダメ?)


2. ストアは突貫工事風

メインページで目に飛び込んでくるのが広告。新作リリースは2つのボックスで、ひとつはフィクション、もうひとつがノンフィクションだと気付くのに数分かかるかもです。カテゴリはどこじゃ?と思ったら、サブメニューでした。--僕はカテゴリと著者名で探す人なので、もうちょっと優先して欲しいですね。

うーんあとはなんだろう...思いつかない。今のレイアウトじゃ、あんま見て回る気がしないんですね。もっと表紙たっぷりとって、グレイのスペースは減らし、広告も減らして欲しいですね。基本的に僕、本は表紙で選ぶ人なので。選ばせてよ、アップル。


3. My Geniusはどこよ?

楽曲は別にコンピュータのアルゴリズムにおすすめされたいとは思わないですけど、自分の好みのリストに合う作品を集団に判断してもらいたいって一番思うのは、本です。自分の好きな著者名や書名を入力したら、もう読むべき本がわかる、そういうのが理想。こちらの閲覧?検索履歴を基に買うべき商品をおすすめする機能はアマゾンが上手ですね。プライバシーはいいから、ああいうのやって欲しいです。サイバーパンク本のおすすめ、教えてちょ!


4. 無料書籍ダウンロードは物足りない

もちろん、ePubファイルはどれでもiTunesにインポートできます。が、iBookストアでは「Free Books(無料本)」のボタンもあって、販売ページの一番下に隠されてるだけなんですね。ただし、まだ無料書籍の品揃えは著作物100冊ちょっとだけ。中には『Alice in Wonderland(不思議の国のアリス)』のように、気を付けてないと他のセクションで有料で買えるものもあります。こういうダブりは削除して無料のもっと増やして欲しいですね(巷には無数にあるので)。--あと、これ言うと笑われそうだけど、地元の図書館で借りれるePub書籍もiBooksで検索できたらなーって思います。(訳注:nookやソニーはできますもんね。アマゾンはできないですか...)


5. いつでもどこからでも読みさしの本に戻れたら最高なのに

iBooks開いてる時はストアでも書棚でもボタン1個で元の本の読み止しのところに戻れたらいいですね。先のブックマークの文句の繰り返しになりますけど、それだけじゃなくバーチャルブックはそれができるところが強みなんだからやってくれなくちゃ、と思うわけです。iTunesの「Now Playing」みたいな「Now Reading」を是非!


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以上いろいろ書いてきましたが、それもこれも画面のバックライトがまぶしくて網膜疲れる人には関係ない話ですよね。そちらの評価は暇な週末、良い本1冊じっくり読まないとできないですねー。まー僕がパソコンの画面で読書なんて耐えられないと思うのはいつも決まって文字通り1日ぶっ通しで読んだ後だったりしますけど、さて?

iBooks自体は読書の時の使い心地も洗練されてますし、「アップルならこれぐらい直感的だろう」という期待をほぼ満たしています。ほんのちょっとスワイプするだけでペラペラめくれるので、これ使った後じゃKindleのページめくり用ボタンまた使いたいとは思わないですね。画面がガラスのせいか、感触もグッド。あとはブックマークさえ改善すれば昔ながらの懐かしい紙の感触も完成じゃないでしょうか。えーとあとはストア...何故かアップル、読む方ほどには買う方は快適に作ってません。...時間がなかったのかな?


Mark Wilson(satomi)
 

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引用元:プリウスオンライン(Prius online) 総合情報サイト

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